オービスを事前に察知するカーアイテムが「レーダー探知機」です。カー用品店などで売られています。そんなレーダー探知機に最近は「レーザー対応」をうたったモデルが続々と登場しています。なぜいま、レーザー対応のレーダー探知機が増えているのでしょうか。最新のスピード違反の取り締まり事情を見ていきます。
レーザー対応レーダー探知機が登場
いま固定式とは異なる「移動式オービス」が全国の都道府県警察に続々と導入されています。移動式オービスはすでにほとんどの都道府県に導入されており、各地で神出鬼没の取り締まりが行われているのです。
移動式オービスは従来のオービスとは異なり、幹線道路のみならず通学路や生活道路での取り締まり強化を目的に導入された移動が可能なオービスだけに、場所を問わずあらゆるスポットに設置されるため、事前に察知するのが難しくなっています。
そして、三脚にカメラを乗せた可搬式の「LSM-300」や、台座に固定された半可搬式「LSM-300HK」などは速度測定にレーザー式を採用。大阪・枚方などには一部固定式オービスでもレーザー式が採用されています。そんなレーザー式オービスに対抗するために登場したのが「レーザー対応」のレーダー探知機です。
レーザー対応レーダー探知機には受光部
レーザー対応レーダー探知機は従来のレーダー式オービスの警告に加え、レーザー式にも対応。2019年にユピテルから発売された「LS300」を皮切りに各社から続々と「レーザー対応」のレーダー探知機が登場しています。
レーザー対応レーダー探知機の多くは、本体などにレーザー受光部を備え、クルマの進行方向に設置することで、LSM-300をはじめとする新型オービスのレーザーを捕らえる仕組みです。
もちろん従来のレーダー受信に加え、GPSでの探知も行うため、固定オービスについてはGPS情報とレーダー/レーザー受信の2つの方法で、オービスを探知してくれるのです。