ETCでポイントを貯めやすいクレジットカードは?
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百貨店やガソリンスタンドなど、クレジットカード会社はさまざまな業種との提携カードを発行しています。高速道路にも提携カードがあり、NEXCO3社などとの提携カードを利用するとポイントアップや料金割引サービスを受けられます。ところが、高速道路会社との提携カード以上にポイントが貯まるカードが発行されているのです。

ETCのポイントで提携カードは?

高速道路会社のうち、クレジットカード会社との提携カード発行しているのはNEXCO3社と首都高速・阪神高速の合計5社です。このうち、NEXCO東日本は独自のポイントプログラム「E-NEXCOポイント」のポイントが貯まる「E-NEXCO Pass」を、三菱UFJニコス・イオンカードと提携して発行しています。

一方、その他4社はイオンカードと提携。「イオン首都高カード」「イオンNEXCO中日本カード」「イオンNEXCO西日本カード」「イオンTHRU WAYカード」(阪神高速)をそれぞれ発行中。イオン首都高カードには日曜日の首都高速利用が20%、イオンTHRU WAYカードは日曜日の阪神高速利用が5%割引となります。

5社が発行する提携カードについて、ETC利用時のポイント還元率で見ていくと、イオン首都高カード・イオンTHRU WAYカードが0.5%、イオンE-NEXCO Passが0.6%、ニコスE-NEXCO Passが1%です。そして、イオン中日本カードは通常の還元率が0.5%な一方で、毎月20日・30日には2倍の1%になります。

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ETCでポイント還元率3%のカードも

さらに、NEXCO西日本カードは月曜日から金曜日のETC利用が還元率1%なうえ土曜日曜は1.5%と還元率がアップ。カードのポイント還元率で1.5%は有利な部類といえ、週末にETC利用で走行する機会が多いドライバーであれば、NEXCO西日本カードが一番おトクなように思えます。

しかし、現在発行中のクレジットカードには、ETC利用時のポイント還元率が3%になるカードがほかに存在するのです。それは、昨年秋から発行がスタートした「三井住友カードプラチナプリファード(プラチナプリファード)」で、通常1%のポイント還元に加えETC利用分には2%のポイントが追加で手に入ります。

プラチナプリファードでETC利用に3%還元が行われる路線には、NEXCO3社をはじめ多くの高速道路会社が含まれます。なお、3%還元対象外となるのは茨城県道路公社・千葉県道路公社・富山県道路公社・京都府道路公社・兵庫県道路公社・長崎県道路公社の各路線です。

ETC以外の利用でもポイントが有利に

ETC利用で3%還元とだけ聞くと、プラチナプリファードは高速道路利用で非常におトクそうですが、ネックとなるのが3万3000円という高額な年会費。ETC利用のみで年会費の元を取るためには、年110万円の利用が必要になる計算で、個人タクシーの運転手など特殊な職種でないと厳しいといえます。

とはいえ、プラチナプリファードには、ETC以外にもポイントアップ対象の「プリファードストア」と呼ばれる店舗を数多く用意。タクシーアプリ「GO」では4%、セブン・イレブン、ファミリーマート、ローソンで2%といった具合に、日常生活で利用機会が多いジャンルが数多くラインナップされています。

ETC利用も含め、プラチナプリファードではプリファードストアの利用が多いほど年会員の元がとりやすく、1%アップの店舗であれば年165万円、4%アップなら年66万円で還元分が年会費に達します。そこで、ETC利用自体が年数万円程度であっても、利用方法次第でプラチナプリファードをおトクに活用できるのです。

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