ビックカメラSuicaカードは還元率No.1…その唯一の弱点
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さまざまな交通系ICカードのなかで、一番お得になるといわれるのが、ビックカメラとSuicaの提携カード「ビックカメラSuicaカード」です。ビックカメラSuicaカードは、さまざまな場所でポイントが貯まりお得なことは確かですが、実は利用パターンによってはビックカメラSuicaカードを使うと損することがあるのでした。

ビックカメラSuicaカードは高還元率

「ビックカメラSuicaカード」は、ビックカメラのポイントカード「ビックポイントカード」とJR東日本が発行する交通系ICカード「Suica」、JR東日本系列のクレジットカード「ビューカード」が一体になったカードです。

大都市圏を中心に店舗を構えるビックカメラ、そしてJR東日本との提携カードということで、ビックカメラSuicaカードはJR東日本路線エリア外でビックカメラが近所にない人は、自分には縁が薄いと思うかもしれません。しかし、ビックカメラSuicaカードはJR東日本路線外やビックカメラ以外でも十分お得に活用できるのです。

その秘密は、ビューカードからモバイルSuicaへチャージした場合、JR東日本の共通ポイント「JRE POINT」が1000円につき15ポイント貯まる点にあります。JRE POINTは1ポイント=1円でSuicaチャージとして利用できるため、ポイント還元率は1.5%。クレジットカードの還元率としては高い部類です。

Suicaをはじめとした全国相互利用対応の交通系ICカードであれば、チャージした金額で鉄道に乗車するだけでなく、コンビニやスーパーなどさまざまなショッピングにも利用可能。さらに、モバイルSuicaへのチャージは、携帯電話回線がつながる場所であれば全国どこからでも行え、JR東日本の駅まで出向く必要もありません。

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ビックカメラSuicaの還元率の方が低い

また、Suicaの1回あたり利用上限の2万円を超えるショッピングの場合も、ビックカメラSuicaカードは有利です。というのも、ビックカメラSuicaカードをクレジットカードとして利用した場合、JRE POINTが1000円につき5ポイント、ビックポイントが5ポイント貯まるため。合計した還元率は1%と、こちらも高くなっています。

ビックポイントが貯まっても、近所にビックカメラの店舗がなく使い道がないと考える人もいるかもしれませんが、ビックポイントはビックカメラの通販サイト「ビックカメラ.com」でも1ポイント=1円として利用可能。ビックカメラ.comは2000円以上の購入で送料無料で、少額ショッピングに利用しても損することはありません。

とはいえ、ビックカメラSuicaカードを利用するとかえって損になることもあり、実はそのひとつがビックカメラ.comでのショッピング利用。ビックカメラの店頭でクレジットカードを利用する場合、ビックカメラSuicaカード以外のポイント還元率は8%ですが、ビックカメラ.comはすべてのカードで10%還元になります。

そのため、dカードのようにショッピングでのポイント還元率が1%のカードをビックカメラ.comで利用するとビックポイント10%とあわせた還元率は11%。一方、ビックカメラSuicaカードをビックカメラ.comで利用すると、還元率はビックポイント10%とJRE POINT0.5%の合計10.5%にしかならず不利なのです。

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