dカードGOLDの年会費はけっして元を取れない理由
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NTTドコモは携帯電話各社で、最もクレジットカードに力を入れている会社。なかでも、ゴールドカードの「dカードGOLD」はドコモ回線の利用料金についてポイントが10倍という太っ腹なサービスで人気を集めています。dカードGOLDの年会費はけっして元を取れない理由を見ていきましょう。

dカードGOLD年会費は1万1000円

「dカードGOLD」はNTTドコモが発行するクレジットカード。VISAと提携した年会費1万1000円のゴールドカードのため、空港宅配サービスなど旅行に役立つサービスも充実しています。

とはいえ、dカードGOLD最大のメリットはNTTドコモ回線の利用料金について通常の10倍ポイントが貯まることでしょう。dカードGOLDのポイントは、同じくNTTドコモが行っているポイントサービス「dポイント」として貯まる仕組みです。

dポイントは、通常はNTTドコモ回線の利用分について1000円につき10ポイントで貯まるもの。1ポイント=1円として利用可能です。これがdカードGOLDになると1000円につき100ポイントと、10倍にアップします。

すなわち、dカードGOLDは月1万円以上NTTドコモ回線を利用すれば1000ポイント以上貯まるということ。単純計算すると、12か月で1万2000ポイントになるので、年会費1万1000円の元がとれそうな印象です。

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dカードGOLDのポイント分で年会費

しかし、利用料金を細かく見ていくと「月1万円以上NTTドコモ回線を利用」してdカードGOLD年会費の元を取るのは、かなりハードルが高いのが実状。というのも、dポイントの対象になるのは消費税を抜いた料金、かつ1000円未満が切り捨てになるためです。

つまり、実際に支払う金額が毎月1万1000円以上でなければ、ポイントだけでdカードGOLDの年会費の元をとることは不可能。NTTドコモのスマホを1台利用しているだけではなかなか達成することができません。

具体的には、ネットが月60GBまでフルスピードで使える「ギガホ」を6980円(税抜)で契約し、国内通話がかけ放題になる「かけ放題」を1700円(税抜)で追加しても合計8680円です。毎月貯まるdポイントは800ポイントとなり、1年継続しても9600ポイントで1万1000円に届きません。

一方で、dカードGOLDのポイントアップは、「ドコモ光」やスポーツ配信サイト「DAZN」など、NTTドコモ提供のコンテンツサービスにも適用。このため、NTTドコモのヘビーユーザーであれば毎月9000円以上に達することは可能でしょう。

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