「Suica付きビューカード」は、キップや定期券としても使えて便利なクレジットカード。JR東日本系列店の利用でポイントが貯まる「JREカード」も登場。このほか、ビックカメラやJALなどと提携したものもあり、それぞれサービスが異なります。Suica付きビューカードは、どれが一番お得なのでしょうか。
JR東日本のSuica付きビューカード
鉄道会社系列で発行してるクレジットカードで利用者が一番多いのが、JR東日本が発行している「ビューカード」です。ビューカードはほとんどがSuica内蔵なので、鉄道・バスの利用やお買い物にも活用している人も多いでしょう。
これまでSuica付きビューカードは、ビューカードが単独で発行するものとビックカメラやJALなどと提携したカードがあって、基本的には提携カードを選ぶのがお得というのが常識でした。それは、提携先のポイントサービスや割引サービスを受けられるためです。
そんな中、登場したのが「JR東日本が提携先」というSuica付きビューカード「JREカード」です。
JREカードは、アトレやエスパル、ペリエといったJR東日本系の駅ビルでクレジットカードとして使うと3.5%分のJREポイントが貯まることが最大のメリットになります。なお、Suicaにチャージした場合に1000円につきJREポイントが15ポイント貯まる点は、ほかの提携カードと変わりません。
Suica付きビューカードのポイント
ただし、JR東日本系列ながら関東地区の大型店「ルミネ」は加盟店でないため、クレジット利用でJREポイントが0.5%分付くのみなので要注意。キオスクを始めとする「駅ナカ」店舗はSuica利用でJREポイント自体は付くものの、200円につき1ポイントです。
ここで、Suica付きビューカードは「JREカード」と「提携カード」でどちらを選ぶのが正解なのでしょう。答えは、利用頻度が高い提携店のSuica付きビューカードをすべて持っておくのが一番賢い利用方法です。
例えば、ビックポイントSuicaカードの場合、ビックカメラの支払いをSuicaで行うことでビックポイントが10%付与されます。また、SuicaチャージはJREポイントが1.5%分プラス。クレジットカードとして使わず、いったんSuicaにチャージして支払うと11.5%相当のポイントがもらえるのです。
複数のSuica付きビューカードを持っていると心配になるのがポイント管理でしょう。しかし、JREポイントは複数のビューカードを一括管理できる仕組み。1枚でもビューカードを登録すれば、後から発行したビューカードも自動登録されます。