新東名の料金は距離は短いけど東名と変わらない
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東名・名神高速は昭和の時代から、関西圏・中京圏・首都圏を結ぶ基幹的な役割を果たしてきました。しかし、交通量の増加により渋滞が多発。そのため、新東名高速と新名神高速の開通が進んでいます。現在は静岡県の御殿場から滋賀県の草津までは、東名・名神ルートと新東名・新名神ルートを選択可能。通行料金はどちらが安いのでしょう。

新東名の料金に複数ルート最安適用

新東名高速・新名神高速は東名高速・名神高速のバイパスとして現在建設中。一部を除いてほぼ開通しています。このため、御殿場JCT~草津JCTまでの区間は、東名~名神・新東名~伊勢湾岸道~新名神という2つのルートで走行可能です。

走行距離で両ルートを比較した場合、新東名・新名神ルートの方が40km以上短いうえ曲率(R)の低いカーブもないため、運転の快適さでいえば有利。一方、ドライブ中の景色はトンネルが少ない東名・名神ルートの方が上でしょう。

そこで気になるのが、新東名と東名との通行料金の差です。当然ながら、走行距離が短い新東名・新名神ルートの方が安そうと考えがち。しかし、実はどちらのルートを通っても通行料金は同じなのです。

というのも、NEXCO3社のルールで「複数ルートがある場合、最も安い通行料金を適用する」と決まっているためです。ただし、このルールには例外もあります。

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新東名の料金は中央道ほかでも同じ

1つは、最も安いルートより2倍以上の距離を走行した場合です。この際には実際に走行したルートで通行料金が請求されます。とくに、ETC利用の場合には本線上やSA・PAでも走行履歴が残るため、極端な迂回ルートはチェックされるでしょう。

もう1つの例外が、NEXCO路線であっても途中に別精算になるルートを通る場合。東京IC~西宮ICを例にすると、別料金になっている名古屋第二環状道を途中に走行すると、最も安い通行料金は適用されません。

こうした例外はあるものの、複数ルートがある場合は最も安い通行料金が適用されることを知っていると、選択肢が広がります。東京IC~名古屋ICの移動で考えた場合、東名・新東名のほか、圏央道経由で中央道を利用しても同じ料金です。

また、高速の途中で激しい渋滞に遭遇した際、渋滞を避けて別ルートを走行するといった活用方法もあります。例えば、東名の上り線は、伊勢原バス停と厚木IC間は激しい渋滞が頻発する場所。伊勢原JCT~海老名南JCT~海老名JCTと迂回走行しても料金は変わらないのでした。

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