ETCを付けた後のセットアップとは?料金はいくら?
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ETCを利用するためには、まずはETC車載器を用意しなければなりません。ETC車載器は、カー用品店だけでなくさまざまなネット通販でも売られています。しかし、ネット通販でETC車載器を購入して自分で取り付けても、そのままではETCを使用不可。ETCは必ず「セットアップ」と呼ばれる作業が必要なのです。ETCセットアップの料金を見ていきます。

ETC車載器はセットアップ作業が必要

ETC車載器にセットアップが必要な理由は、高速道路の料金を決める「車種区分」の情報を記録するためです。高速道路料金には自動車の大きさなどにより5段階の車種区分があり、通過ICではETC車載器から無線で送られる車種情報を利用して、通行料金を計算しています。

5段階の車種区分は、通行料金が安い順に「軽・二輪等」「普通車」「中型車」「大型車」「特大車」。このうち、軽・二輪等は軽自動車と自動二輪車・小型特殊自動車が該当し、普通車は普通乗用自動車と小型自動車で、ナンバープレートで言えば3ナンバー、4ナンバー、5ナンバーが対象です。

中型車以上はやや複雑ですが、大まかにいうと中型車がマイクロバスと5t車以下のトラック、大型車が中型バスと大型トラック、特大車が大型バス・トレーラー・クレーン車などの大型特殊自動車という区分になります。

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ETCセットアップにかかる料金

ETC車載器のセットアップ作業は個人で行うことができず、必ずセットアップ店を通じて行う仕組みです。そのため、通販でETC車載器を購入し自分で取り付けたとしても、セットアップ作業はお店に頼まなければなりません。

ETC車載器を販売するカー用品店の多くはセットアップ作業も受け付けていて、作業料金は2500~3000円程度。ETCセットアップの際には、専用の申込書のほかに車検証と運転免許証など申し込む人の身分を証明する書類が必要です。

多くのセットアップ店は、作業をオンラインで行う仕組みになっているため、1時間程度で作業は終了。ETCカードを持っていれば、その日からETCを使えるようになります。

ETC付きの中古車のセットアップは?

なお、すでにETC車載器が付いている中古車を買った場合のセットアップはどうなるでしょう。じつは、有効なETCカードを挿せばそのまま使い続けることは可能。通行料金はETCカードの持ち主に請求されるので、前のオーナーに迷惑もかかりません。

ただし、厳密には「ETCシステム利用規程」に違反するケースが出てきます。この規程にはETC車載器を取り付ける自動車ナンバーが変更になった際には再度セットアップしなければならないとあります。多くの中古車は名義変更時にナンバーも変更となるため、規程上はETC車載器の再セットアップが必要です。

逆にいえば、購入した中古車のナンバーが変わらないケースであれば、再セットアップは不要ということ。例えば、品川区に住む人が車検の残っている品川ナンバーのETC車載器付き中古車を購入した場合、ナンバープレートは変わらないので、ETC車載器も再セットアップせずに使い続けられます。

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