地図の博物館に世界で1点しか見つかっていない資料
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鉄道、楽器、コーヒー、寄生虫…博物館の中にはテーマを絞った様々な専門のミュージアムがある。実は地図に関してもそんな専門博物館がいくつかある。広大な地図の世界に興味を抱いた人向けに、日本各地にある地図関連の博物館をまとめてみた。

地図の博物館をゼンリンがオープン

①地図と測量の科学館(茨城県つくば市)

地図や測量に関する歴史、原理や仕組み、新しい技術などを総合的に展示する国土地理院の施設。同院が作成している地図などを紹介する「地図のギャラリー」や1980年代まで撮影や航空磁気測量に使用された測量用航空機「くにかぜ」など見どころたっぷり。入館料が無料なのもうれしい。

②ゼンリンミュージアム〈ZENRIN MUSEUM〉(福岡県北九州市)

株式会社ゼンリンが「世界と日本の歴史および、歴史を映し出す地図の紹介」というコンセプトのもと、2020年4月にオープン。世界ではじめて実態に近い日本図を作ったブランクス/モレイラの「日本図」のように世界で1点しか見つかっていない貴重な資料も。小倉駅より徒歩10分、西小倉駅より徒歩5分とアクセスがよい。

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地図の博物館に伊能忠敬の測量器具

③伊能忠敬記念館(千葉県香取市)

初めて実測による日本地図を完成させ「日本地図の父」と呼ばれる伊能忠敬が用いた測量器具、測量図、日記などの関係資料を展示。彼の生涯を年代順に追い、その業績を余すことなく知ることができる。また、記念館の近くには伊能忠敬が住んだ旧宅もある。水郷の里・佐原を観光がてら、訪れてみるのもよいだろう。

④地図と鉱石の山の手博物館(北海道札幌市)

建設コンサルタント会社の経営者、鈴木哲夫氏が2004年に私設博物館として開館。各種地図、地図情報、測量機器等の収集・展示と共に、関連研究所の刊行物の販売を行っている。伊能忠敬の北海道古地図(復刻版)や大正時代の後志管内道路敷地調査平面図50本など北海道関連の地図資料が充実。

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