白バイには取り締まりで速度制限はある?ない?
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おもに各地の交通機動隊に所属し、交通違反を専門に取り締まる「白バイ」は、パトカーと比べて車体が小さく目立たないため、ドライバーにとって怖い存在。実際、街中で猛スピードで違反車を追いかける白バイを見かけることも少なくありません。そんな取り締まりを行う白バイには、何km/hまで出せるといった制限速度があるのでしょうか。

白バイは取り締まりで速度無制限

街中を巡回しながら交通違反を取り締まる「白バイ」は、ドライバーにとっては手強い存在です。白バイの取り締まりは、交差点や踏切の陰に隠れて一時停止違反を取り締まるなどさまざまな交通違反で行われますが、一番目立つのはやはりスピード違反車を追跡して取り締まるというパターンでしょう。

現在、全国的に白バイの主力車種となっているのが、ホンダ・CB1300SBを警察仕様に改造したCB1300Pです。0→100km/hまでの加速時間は2.7秒ともいわれています。この加速性能は並みのスポーツカーより上で、大型二輪車のスポーツモデルや、テスラ・ロードスターのようなスーパースポーツカーでないと振り切れません。

さらに、スピード違反を恐れるドライバー側にとって不利なのが、スピード違反の取り締まり時限定で、白バイには速度制限がないことです。現在、国内で活躍するCB1300Pにスピードリミッターが装着されているかは不明ですが、法令上は200km/h以上で走行することも可能になっています。

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白バイの取り締まりで速度違反以外

ただし、車線変更違反などスピード違反以外の取り締まりでは、白バイも制限速度を守らなくてはいけません。このときの制限速度は緊急走行時のものとなり、一般道は80km/h、高速道路(高速自動車国道)は100km/hです。ただし、新東名高速などこれを上回る最高速度が指定されている区間では、そちらが優先されます。

また、赤色灯を回さず、サイレンも鳴らさないで街中を巡回している白バイは、緊急走行の条件を満たさないため一般車と同じ法定速度が適用されます。こちらの最高速度は、一般道が60km/h、高速道路が100km/hです。

ただし、道路標識などで40km/hなど法定速度より低い最高速度が指定されている場合(指定速度)については、白バイにこの制限は適用されません。これは、各都道府県公安委員会が定める指定速度は、白バイなどの警察車両に適用しないという条例を各都道府県が別途定めているためです。

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