新幹線自由席で座るなら偶数号車のB席を狙うべき理由
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年末年始は帰省とUターンラッシュで新幹線が混み合うシーズンです。旅行や帰省で新幹線の指定席が取れずに、やむなく自由席の空席狙いで行くという人も多いでしょう。意外に知られていないのが、新幹線が車両によって座席数が違うこと。混雑時の新幹線自由席で座るなら偶数号車を狙うと確率が高いのでした。

新幹線自由席に座るなら偶数号車

年末年始で混み合う新幹線自由席に座れる確率を、ホームに並ぶ人の列の長さで見極めている人が多いはず。「のぞみ」の自由席は1~3号車、「ひかり」は1~5号車。実は選ぶ車両で、座席数が30席以上も違っています。すなわち、新幹線自由席は並ぶ車両で座れる確率が大きく変わるのです。

新幹線自由席である1号車は運転室があるため座席数が最も少ない車両。さらに奇数号車は、トイレなどが設置されるため座席数が少ない設計。おのずと座れる確率は低くなります。具体的には、新幹線N700系は運転席とトイレのある自由席1号車の座席数は65席、またトイレがある自由席3号車の座席数は85席です。

しかし、トイレなどが設置されていない自由席2号車の座席数は100席。1号車と比べると2倍近い座席数の違いがあることがわかります。3号車と比べても10席以上の違い。新幹線自由席に乗るなら、偶数号車の方が座れる確率が高くなります。

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新幹線自由席に座るならB席は幅広

新幹線の自由席は通路をはさんで3席と2席という構成。3席の窓側から「A・B・C」、2席の通路側が「D」、窓側が「E」となっています。このうちB席は、両側を席に挟まれているため、空席で座れるのに避けている人も多いでしょう。

ただし、B席はほかの座席にくらべて、シートの幅が広い設計なのです。300系以降、新幹線のB席は幅46cmで、ほかの席より3cm広い設計になっています。N700系で窓側や通路側も少し幅が広がったものの、それでもB席は2cmほど広い座席幅。混雑時の新幹線自由席では、スペースだけ考えればB席が意外に狙い目なのでした。

なお、N700系の座席の前後の間隔は普通車1,040mmのところ、1号車と16号車は形状の兼ね合いで1,023mm。新幹線自由席では1号車は絶対に避けるべきといえそうです。

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