新型コロナの流行で、以前のように気軽に海外旅行ができなくなったとはいえ、国際線の待ち時間を有効活用できる「空港ラウンジ」は憧れの的です。しかし、世界中の空港ラウンジが利用可能なサービスは普通に契約すると約5万円と高額。そこで、空港ラウンジ特典が付く格安プラチナカードを見ていきます。
世界各地の空港のラウンジが使える
通常、空港ラウンジは航空会社(スターアライアンスなどの国際グループを含む)のファーストクラス・ビジネスクラスに乗るか、上級会員になってその航空会社便を利用しないと使えません。
「Priority Pass」は、世界各地の空港にある1300か所以上のラウンジが利用できるサービス。サービスにはいくつかの会員ステージがあり、無制限にラウンジ利用可能な「プレステージ」は年会費が429ドル(約4万7000円)です。Priority Pass会員なら、LCC利用でも指定の空港ラウンジが利用できます。
そして、Priority Passは多くのクレジットカード会社と提携しており、カード会社側はプラチナ・ブラックといった上級カード向けに無料発行サービスを実施中。とはいえ、プラチナカードと聞くと「年会費が高い」というイメージする人も多いでしょう。
空港ラウンジ付きで年会費1万1000円
実際、プラチナカードの代表的存在ともいえる「アメリカン・エキスプレス・プラチナカード」の年会費は14万3000円。さまざまな優待特典があるとはいえ、Priority Pass目当てでは割に合いません。
ところが、年会費わずか1万1000円でPriority Passの特典が付いてくるクレジットカードも存在します。楽天カードの「楽天プレミアムカード」です。国際カードブランドとの提携もあり、VISA・Master・JCB・AMEXの4種類から選択できます。
楽天プレミアム以外で、年会費が安くPriority Passが無料発行となっているカードには「MUFC・プラチナ・アメリカンエクスプレスカード」「セゾン・プラチナ・アメリカン・エキスプレスカード」があり、それぞれ年会費は2万2000円です。