ETCコーポレートカードを個人でも作る方法がある?
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高速道路会社は、毎月何万円も利用する会社など向けに「お得意さま」ということで、大幅な割引を行っています。このときに使うのが「ETCコーポレートカード」です。「コーポレート」という名前から、会社でないと契約できないと思われがちですが、実は個人でもETCコーポレートカードを作る方法があるのです。

ETCコーポレートカードを個人で発行

「ETCコーポレートカード」は、高速道路を頻繁に利用する会社向けの大口割引です。NEXCO3社の割引率は、自動車1台につき月額5000~1万円分が10%、1万~3万円分が20%、3万円を超える分が30%で(ETC2.0は各10%増し)、ETC休日割引・ETC深夜割引と併用可能。最大で通行料金が49%オフ、ETC2.0なら58%オフと半額以下になる計算です。

さらに、ETCコーポレートカードにはNEXCO3社路線のほか、首都高速や阪神高速の利用についても割引対象になります。割引率は、両社とも1台あたり月額5000~1万円分が10%、1万~3万円分が15%、3万円を超える分が20%で、休日・深夜の割引がないだけに、ぜひ活用したいところです。

「コーポレート」と名前にあるため、企業だけが申し込めると思っている人も多いかもしれません。しかし、ETCコーポレートカードは個人でも実は申し込むことが可能。発行元となるNEXCO3社のWebサイト内にある申込書にも、個人申込の書式例が掲載されています。

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ETCコーポレートカードの個人申込

ただし、ETCコーポレートカードを個人で申し込むためにはハードルが高いことも事実です。個人申込の場合、金融機関が発行する支払い保証書を用意するか、4か月分の利用金額にあたる保証金を積み立てることが必要です。毎月2万円分高速道路を利用するのであれば、8万円の積み立てを行うことになります。

通行料金が割安になるとはいえ、8万円をNEXCO3社に預けっ放しにしておくのは、個人負担としては厳しいところです。そこで、ETCコーポレートカードを利用する個人の多くは、高速道路利用のために作られた組合へ加入することで発行しています。

こうした組合では、加入時に出資金として1万円が必要なほか、年間手数料としてカード1枚あたり毎年800~1300円の費用がかかることが一般的です。また、組合加入にあたっては、毎月の通行料金がきちんと支払えるかを確認するため、信用状況の審査も行われます。

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