プリウスの自動車盗難で使われる手口とその対策
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2020年の自動車盗難ランキング2位はトヨタ自動車の「プリウス」でした。2019年は3位でしたが、それまで4年連続1位をキープしていたほど、自動車盗難に遭いやすい車種なのです。自動車盗難に遭ったプリウスは海外に売られたり、犯罪の足に使われるケースが多いといいます。そんなプリウスの自動車盗難の手口と対策を見ていきましょう。

プリウス盗難ではエンジンを不正始動

プリウスは「イモビカッター」や「キープログラマー」によってエンジンを不正に始動されて盗難されてしまう自動車の代表車種です。

2004年頃から盗難防止で広く導入された、キーとIDを照合させるシステム「イモビライザー」付きの自動車でも盗難被害に遭っているのはご存知の通り。IDをリセットする装置「イモビカッター」により多くの車両が盗難されました。

そして、2014年頃から広まった新たな手口が「キープログラマー」です。キープログラマーは、スマートキーを制御するコンピューターを解除してエンジンをスタートさせる装置です。

キープログラマーの解除には早くても20分程度かかるので、いかに早く異常に気づいて警報を発したり防犯用LEDライトを点滅させるかが盗難対策のポイントになるでしょう。

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プリウス盗難に衝撃に対する警報機

なお、プリウスは車上荒らしにも遭いやすい自動車でもあります。2016年から2年連続でランキング1位でした。プリウスの場合、三角窓を割って車内に侵入する事例が多いので、自動車盗難も含めて、衝撃に対する警報機などが対策としては有効でしょう。

また、スマートキーはクルマから発せられる微弱な電波を受信して送り返すシステムで、キーを持って近づくだけでロックが解錠されます。その電波を増幅して、離れた場所のキーとクルマを照合させて解錠してしまう「リレーアタック」という自動車盗難の手口も報告されています。

リレーアタックは、クルマから離れたらスマートキーの電池を抜くのが最も手軽な対策です。とはいえ、それも面倒なので、市販のスマホ用電波遮断ポーチにスマートキーを入れて持ち歩くのが現実的な盗難対策になります。

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