女性警察官の制服で夏服ベストは1着いくら?
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最近は採用人数が増えているとはいえ、女性の警察官は少数精鋭の貴重な存在といえます。実際、新規採用者総数に占める女性警察官の比率は2割弱ほどです。そうした女性警察官が着る制服は、各都道府県とも男性警察官向けと別に注文が行われています。女性警察官の制服を詳しく見ていきましょう。

女性警察官の制服が男性と異なる点

警察官の制服は「冬服・合服・夏服」の3パターンが基本。女性警察官も季節によって3種類の制服を着こなしています。12~3月は冬服、6~9月が夏服、そして4~5月と10~11月が合服です。

女性警察官の制服デザインは、ボタンやポケットの数などは男性警察官と基本的に変わりません。しかし、実際に活躍する警察官の姿を見ると、女性警察官が着る制服は女性の体型に合わせたフォルムになっているようです。

そうした中で、女性警察官の制服が男性と大きく違う点は、ボトムスがスカート・ズボンから選べることで、ズボンが人気です。また、ベストの設定があることも、男性警察官とは異なります。

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女性警察官の制服は一式として発注

さて、男性警察官は、冬服・夏服・合服いずれも上衣とズボンとに分けて発注されるのが通常です。一方、女性警察官が着る制服の価格を調べてみると各パーツごとに発注している都道府県警は見つかりません。これは女性警察官はまだ少なく、制服の発注量自体が少ないからと思われます。

比較的発注数が多そうな愛知県警の場合、冬服・合服・夏服をそれぞれ一式として注文していました。このうち、冬服と合服は上衣・ベスト・スカート・ズボンが一括発注です。

夏服は上衣の半袖・長袖をまとめ、ベスト・スカート・ズボンをまとめて発注するスタイル。このように分けたのは、夏服の場合は上衣とそれ以外では生地が異なることが関係していそうです。

女性警察官の制服で夏服ベストの価格

参考に、一般的に売られているスーツの価格を調べると、レディースに関してはジャケットはパンツ・スカートの倍程度、ベストはパンツ・スカートとほぼ同じ価格帯になっています。

この価格水準を、愛知県警の購入金額と数量に当てはめて、各パーツの価格を推計してみました。すると、冬服・合服の上衣は約1万8千円、ベスト・スカート・パンツがそれぞれ約9千円という計算です。

また、夏服の場合は半袖・長袖が同じ価格と考えるとそれぞれ約8千円、ベスト・スカート・ズボンもそれぞれ約8千円となります。一般的なスーツと比較すると、女性警察官の制服はいずれもの価格も標準的といえそうです。

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