
目的の情報を検索したものの、検索結果のリンク先へ飛ぶと「404 Not Found」と表示されることがよくあります。また、かつて大人気だった個人ブログサービスは、サービス自体が終了して消えてしまっていることも少なくありません。しかし、こうした「消えたWebサイト」を見ることも不可能ではないのです。Internet Archiveの使い方で世界の過去サイトが見放題になります。
Internet Archiveの使い方はURL入力
「Internet Archive」は、過去25年以上わたり無料公開された世界中のインターネット上のWebサイトを時系列順にまとめて保存し続けるプロジェクトです。Internet Archiveはさまざまな団体からの寄付で運営され、保存データへは世界中どこからでも無料でアクセス可能です。
Internet Archiveのトップページへアクセスすると、「WayBackMachine」という入力部分が表示されます。Internet Archiveの使い方はここに、消えてしまったWebサイトのURLを入力するだけ。すると、Internet Archiveがそのサイトのデータを保存済みかどうかを確認できます。
じつは、WayBackMachineにはキーワード検索機能もあり、見たいURLが分からない場合でもキーワードを元に保存済みサイトがあるかどうかのチェックが可能。ただし、Internet Archiveの使い方でキーワード検索は精度が低く、Google検索のような結果は期待できません。
Internet Archiveの使い方はまずURL探し
見たいサイトのURLをInternet Archiveが保存していた場合、保存日をカレンダー上に青丸で表示。Internet Archiveの使い方は、この青丸をクリックすると保存時刻がリスト表示されるので、そのなかから見たい時刻を選んで、保存された当時のWebサイトの内容を確認するのです。
例えば、NHKの公式サイト「www.nhk.or.jp」の場合、1996年11月12日からInternet Archiveは保存しており、当時は試験的にWebサイトを運営していたことがわかります。とはいえ、消えてしまった個人ブログを探したい場合などは、URL自体を覚えていないことがほとんどでしょう。
見たいWebサイトのURLが分からないケースでは、Google検索などでWebサイトのURLを探し出すことからまずスタート。URLさえわかれば、Internet Archiveの使い方で古いWebサイトを見られる確率が高くなります。
ただし、かつて流行したトップページをFlashコンテンツにしてしまう…といったWebサイトの場合はInternet Archiveでは表示できません。このようなケースでは、トップページ以外のURLを探し出して、そちらでInternet Archiveを利用するようにします。