
ネット通販やWebサービスなどのアカウント作成には、メールアドレスや名前、住所、電話番号などの入力が必要になります。大手企業が運営するサービスなら…と油断しがちですが、個人情報の流出事件は世界中で後を絶ちません。そこで、自分のメールアドレスからパスワード漏洩しているかを調べる方法を紹介しましょう。
パスワード漏洩をメアドでチェック
ネットがらみのパスワード漏洩事件は後を絶ちません。世界中でほぼ毎日のように、パスワード漏洩事件は発生しています。ファイル転送サービスの老舗「宅ふぁいる便」は、2019年1月に約480万件ものユーザーのメアドやパスワードが漏洩した事件がきっかけで、2020年1月にサービス終了となってしまいました。
インターネットにおける個人情報は、いつどこで漏洩しているかわかりません。このような状況を受け、ブラウザ「Firefox」を開発している非営利団体「Mozilla Foundation」がパスワード漏洩の照会サービスを行っています。
それがパスワード漏洩チェッカー「Firefox Monitor」。サイトのトップページには、最近追加されたデータ侵害事件が表示されています。ここで自分のメールアドレスを入力すると、2007年までさかのぼって、そのメアドがデータ侵害を受けているかを検索できるのです。
パスワードなど漏洩した項目を表示
実際に「Firefox Monitor」で「メールアドレスを入力してください」という欄にチェックしたいメールアドレスを入力して、その下の「データ侵害を確認する」ボタンをクリックすると、すぐに結果が表示されました。
「このメールアドレスは0個の既知のデータ侵害があります。」と表示されたら、パスワード漏洩を確認できなかったということ。逆に「このメールアドレスは3個の既知のデータ侵害があります。」などと表示されたら、流出の疑いがあるということです。
結果には「侵害が追加された日」や「漏洩したデータ」が表示。漏洩したデータには「パスワード,IP,メールアドレス」というように漏洩した項目も表示してくれます。パスワード漏洩の恐れがあると診断されたら、すぐさまパスワードを変更するなどして対処しましょう。