モノレールSuicaを発行するのはJR東日本でない件
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「Suica」といえばJR東日本が発行する交通系ICカードですが、実はJR東日本以外に独自のSuicaを発行している会社があります。東京都心と羽田空港を結ぶ東京モノレールと、東京の臨海部を横断する東京臨海高速鉄道で、それぞれ「モノレールSuica」「りんかいSuica」を発行中。JR東日本のSuicaとは何がどう違っているのでしょう。

モノレールSuicaは東京モノレール

SuicaはJR東日本が発行する交通系ICカードで、ビューカードなどクレジットカード内蔵のSuicaもJR東日本が発行する形です。しかし、JR東日本以外にもSuicaを発行する会社が2社あり、東京モノレールは「モノレールSuica」、東京臨海高速鉄道は「りんかいSuica」を発行しています。

モノレールSuica・りんかいSuicaは、全国相互利用対応の交通系ICカードとなっており、SuicaエリアのほかICOCAエリアなどでも利用可能。大手コンビニなど、交通系ICカード決済に対応する店舗のショッピングにも活用できます。

また、モノレールSuica・りんかいSuicaはJR東日本のポイントプログラム「JRE POINT」への登録も行え、JRE POINT加盟店でのショッピングでポイントを貯めることが可能です。ただし、モノレールSuica・りんかいSuicaは他のSuicaと異なる点もあり、それはJR東日本の鉄道路線乗車に関するJRE POINTが貯まらない点です。

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モノレールSuicaはサービスの対象外

JR東日本発行のSuicaでは、スマホ内蔵Suicaで運賃の2%、カード式Suicaで0.5%がポイント還元されるほか、定期券のオフピーク利用で貯まる「オフピークポイント」、同一料金区間の複数回利用で貯まる「リピートポイント」が存在。しかし、モノレールSuica・りんかいSuicaはこれらサービスの対象外です。

さらに、モノレールSuica・りんかいSuicaはビューカードによるオートチャージにも非対応。チャージは現金のみ対応となり、クレジットカードによるチャージでJRE POINTを貯めることはできません。このような仕組みのため、モノレールSuica・りんかいSuicaはJR東日本発行のSuicaと比べておトク度は下がってしまいます。

ただし、JR東日本発行のSuicaでは、JR東日本路線と東京モノレール・りんかい線の連絡定期券は発行できるものの、東京モノレール・りんかい線各区間のみの定期券は発行できません。このため、こうした定期券を利用する人はモノレールSuica・りんかいSuicaが必要です。

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